iZotope Iris2を使った初心者向け自作パッチ入門:簡単にアンビエントなパッド音色を作るコツ

【iZotope Iris2】自作パッド音源の簡単な作り方の紹介【初心者向け】 DAW / プラグイン

私はセールでiZotope Iris2を1000円くらいで購入しましたが、UIに慣れないため、プリセットを少しいじる程度で満足していました。しかし、購入したことだし、自分のパッチを作ることを課題にし、遊んでいました。

このシンセは面白いため、これまで使わなくなってしまうのはもったいないと思い、付属のサンプルを組み合わせて遊んでいたところ、アンビエントの音色を作るのに優れていることに気づき、愛着がわいてきました。

しかし、音色を作るためのサイトや動画は現在ではプリセットの紹介やサンプルベースに終わるものが多く、うまく音色を作る方法を見つけることができませんでした。

そこで、私が簡単にアンビエントなパッド音色を作るコツを発見したため、初心者向け自作パッチ入門として記事にまとめました。

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環境

環境は以下の通りです。

CPU:AMD Ryzen 7 3700X
メモリ:32GB
OS:Windows10
DAW:Bitwig Studio 3

ステップ1:サンプル選び

4つのトラックを「高域・中域・低域・オマケ」というように帯域で分けます。

余裕があれば4つ使ってより複雑な味わいを出すことができます。

「中域・低域」のどちらか1つだけをSynthesyzerの波形を使うとかなり安定します。それ以外は適当で何とかなります。

ステップ2:スペクトログラム・エディター

3つのトラックを使って作ります。周波数帯域が被らないように選択します。
・高音域のトラック:ドローン系を置く
・中音域のトラック:サウンドエフェクト系を置く
・低音域のトラック:シンセ系を置く。音程感のあるサンプルでも、アンビエント感を出すことができます。

画像のように周波数帯域が被らないように選択します。

高音域のトラック

高音域はドローン系を置いてます。

高音域のトラック

高音域のトラック

中音域のトラック

中音域はサウンドエフェクト系を置いてます。

中音域のトラック

中音域のトラック

低音域のトラック

ここにシンセ系を置きます。シンセ系でなくても音程感のあるサンプルならいい感じにアンビエント感が出ると思います。

低音域のトラック

低音域のトラック

ステップ3:エンベロープやエフェクト(お好みで)

エンベロープやオートメーション、エフェクト等はお好みで設定してください。自由です。ここでは特に指定しません。

まとめ

以上が手順です。

この方法を使うようになってからアンビエントやパッド系の音色づくりが楽で楽しくなりました。

もし、この記事が参考になればオリジナルパッチに挑戦してみてはいかがでしょうか。