【Bitwig】1サイクルのウェーブテーブルをCVソースとして使う方法

1サイクルのウェーブテーブルをCVソースとして使う方法 Bitwig

Clockface ModularさんのブログにあるMutable InstrumentsのÉmilie Gillet氏インタビュー記事を読んで、低速で1回行う波形がエンベロープ、低速で繰り返し行う波形がLFO、高速で繰り返し行う波形がVCOということがわかって目から鱗だった。

Expert Sleepers ES-8とBitwig(DAW)とシングルサイクルのウェーブテーブルで同じことができるかもと思ったのでネット上にあるシングルサイクルのウェーブテーブル波形をダウンロードしてBitwigから低周波数でループし、モジュラーシンセのLFO用のCVとして使う方法を試してみた。

ウェーブテーブル波形

用意するもの

  • Bitwig 2.0以上
  • ウェーブテーブルファイル沢山(インターネットで探してダウンロードします。リンクURLは後述します。)
  • Expert Sleepers ES-8

Bitwigは2.5を使っている。

オーディオインターフェースにES-8を使用しているが、DCカップリング対応のオーディオインターフェースなら同じことが可能だと思う。

ありがたいことにインターネット上にフリーでウェーブテーブル波形のwavファイルを提供してくれているサイトがある。

AKWF FREE (waveform samples)

Bitwigの設定

インターフェースの設定はインプット1,2をモノラル、3+4をステレオにしている。

アウトプットは1〜6がモノラル、7+8がステレオにしている。

ステレオアウトはモニターへ繋ぐので実際CVアウトとして出力するのは1〜6となる。

ステレオのインプットとアウトプットが横に並んでいる方が覚えやすいと思ったからという理由だ。

bitwigでのaudioインターフェイス設定

各トラックの設定

次にクリップランチャーを立ち上げておく。

1サイクルのウェーブテーブル波形をクリップランチャーのグリッドに読み込む。

クリップランチャー

インプットはno inputにする。

アウトプットはES-8の1〜6に対応させる。

各トラックのアウトプットにES-8のアウトを対応させる。1トラックにつき1アウトプットとする。

複数のトラックを同一のアウトプットから出すと音が割れる現象がこちらの環境で発生したのが理由だ。

各波形の設定

オーディオ波形の設定

引き延ばして周波数を下げてループさせたり他の波形と組み合わせればモジュラーシンセ 用のLFOやエンベロープに早変わりだ。

クリップランチャーのグリッドに1サイクルのwavデータを貼り付けると、とても短い波形なのでプチノイズにしか聞こえない。貼り付け時はループがoffになっていて、ピッチのモードはRAWになっていると思う。

まず、ループをonにし、ピッチのモードをRepitchにする。波形がとても短いので拡大する。

そして、波形の上下真ん中の右端あたりにカーソルを持ってくるとカーソルの形が図のように変わる。

カーソルが変わる

この状態で右にドラッグしたら波形がのひ、伸ばした分だけ周波数が下がる。これをLFOとして使える周波数になるまで伸ばす。

だいたい1拍〜4拍に伸ばして再生すればLFOになる。

これを別の波形で沢山作ればシーケンシャブルなLFOの完成だ。

波形の性質上、バイポーラ(+-両方向)のLFOになる。

モジュラーシンセのパッチング

つぎはモジュラーシンセに接続する。

ES-8のアウトプットはお手持ちのオシロスコープモジュールや、オシレーターモジュールのtune や1v/octなどにパッチングすると変化がわかりやすい。

別にフィルターでもVCAのCVインでも構わない。

私は、オシレーターやオシロスコープモジュールを持っていないのでES-8で出力して、フィルターモジュールのMannequins Three SistersのFREQに入力して動作を確認する。

Three SistersはQUALITYノブを右いっぱいに回して、モードスイッチをformantにするとLOWからサイン波が出力される。

HW Instrumentでキャリブレーションしたらサイン波オシレーターとしても使え、high や center アウトからは微妙だがハーモニックなサイン波も同時に出力されるモジュールだ。

オシレーターとして使っている時は、フィルターとしては使えないが今回のようにDAWからのCV出力テストを行う時はとても役に立っている。

簡単な例

ES-8のoutput1が赤や青に光っている状態ならCV信号が出ているはずなのでTHREE SISTERSのFREQと繋ぐ。

THREE SISTERSのLOWアウトプットをミキサーかVCAに繋いでスピーカーや耳を壊さないように音量を調節する。

するとウェーブテーブルの形に合わせてピッチ変化したオシレーターの音が聴こえてくるはずだ。

モジュラー側のセッティングは個人差があり過ぎるのでそれぞれでうまくやってほしい。

まとめ

以上で説明はおしまいだが、うまくLFOが機能しただろうか。

Bitwigのテンポに合わせて波形が伸び縮みしてくれるので基本的にテンポ同期したLFOになる。

細かなタイミングの調整はBitwig側でできるのでDAWに慣れていれば早く効果的なサウンドが作れると思う。

ウェーブテーブル波形をより多く用意するとモジュレーション幅も広がる。

楽しんでくれたら嬉しい。