安いものではなく、今いちばん欲しいものを買おう

雑記 日常

趣味のものを買う時について、自分なりの方針がある。それは、同じジャンルのものを買う時は値段に関係なく、その時いちばん欲しいものを買うことだ。

セールやアウトレット、中古品をチェックしていると、2番目、3番目に欲しいものが激安で見つかって、つい買ってしまいがちだが、それは結局損するからやめた方がいいですよ、という話だ。

実際、数年前までの自分自身がこのタイプだった。
これは、数年前の自分に向けて言いたいことだ。

例えば、ニンテンドー スイッチが今いちばん欲しいとする。ちょうどそのとき、Wii Uが処分セール中で3000円になっていたら、なんか安いし、これでもゲームはできるし買ってみてもいいかな、という気持ちになる。

念のために、自分はニンテンドー スイッチがどれほど良いのか知らないし、本当はWii Uが最高の名機かもしれないが、ここでは例え話として使わせてもらう。

ハイ、続き。

そしてスイッチより安いし、そこそこ楽しめそうだからWii Uを買ってみる。買った瞬間は、「よし!得したぞ。」という気分になっていた。
しかし、いちばん欲しいニンテンドー スイッチは自分の物欲リストからは消えてくれなかった。たとえ激安のWii Uを2個買ってもニンテンドー スイッチのゲームはできないのである。

結局、いちばん欲しいものを買うまでは、その物欲は終わらない。それをごまかすために、なんとかWii Uで満足しようとお金をかけて周辺機器を揃えたり、時間をかけてマニアックなゲームを探したり、通な使い方をネットで調べたりする。

でも、心の奥では「やっぱあの時もうちょっと頑張ってスイッチ買っときゃ良かったかな。。」という気持ちがちょっとずつふくらみはじめる。
それはふくらみ続け、ついにそのふくらみに我慢しきれず、ようやく元々欲しいと思っていたスイッチを買うのである。

スイッチを手に入れたとき、今までWii Uに費やしたお金と時間は無駄だったな、と思うのである。全てが無駄だったとまでは思わないが、しなくていい努力や工夫をしてたような気がする。
だから、いちばん欲しいものがとても高かったとしても先に買うべきである。それは、それだけその製品に魅力があり、高い価値があると考えることもできる。

でも高いからといって必ず良いものであるとは限らない。
安くて、自分が今いちばん欲しいものならもちろんそちらを買うべきだ。

「自分が今いちばん欲しいものを買う」ことを自分に許可した時、それまで自分にまとわりついていた物欲が上空にフワーッと消えていくイメージとともに、心はとても満足している事に気づく。
そしてニコニコ顔で「買ってくれてありがとう、おれ。」と自分に感謝するのである。

もし、スイッチが自分の好みに合わず、思った以上にクソだったとしても、オークションやメルカリなどで売れば大丈夫。人気ゲーム機のハードは急降下しないので、買値の半額程度で売れれば十分じゃないかなと思う。

なにより、「いちばん欲しいものを買った」という満足感は、自分のこころに一生残る「財産」である。
なので、趣味の買い物をする時は、値段で選ばず、いま一番欲しいと思ったものを買う。
そして、その満足を喜びとして思い出に残そう!