こんな方におすすめ
・長期で働いてもらいたいのに数年で離れてしまう ・社員のやる気が感じられず、仕事の品質が上がらない ・優秀な社員に入社してほしいのにアピールがうまくいかない
などの不満を持つ経営者の方や
・自分は正当に評価されているんだろうか? ・昇給ルールがわかりにくい ・支給額が期待より低いのではないか ・他の社員と比べて自分の賃金処遇が低い
などの不満をもつサラリーマンの方などにおすすめだと思います。
自分はサラリーマンなんで自分の勤めている会社の給与制度がまともなのかどうなのかが知りたくてを読んでみたが、めちゃ面白くためになったので以下、自分用に内容をまとめます。
内容
正社員にとってわかりやすい処遇体系を確立する必要がある
なぜ社員にわかりやすい賃金制度を確立する必要があるのかというと、
・社員の理解と納得を得られる賃金人事制度にすることによって社員のやる気を存分に引き出し、他社に負けない力強い会社組織を作り上げることができるから ・オープンな賃金制度は会社が社員を大切に思っている証だから ・仕事力がフルに発揮できる会社は品質が高くなり、組織として高く評価されるという好循環のサイクルを生み出すから
という自社の品質を高め、人材獲得競争に勝つため、などの理由からです。
わかりやすい賃金制度とは?
仕事を「責任の重さ」や「難しさ」に合わせて等級化すること
すなわち「権限を与えられ、責任を負う範囲」の大きさによって等級が決まる責任等級制のことです。
この責任等級制度をオープンな制度として採用することによって
社員のモチベーションが上がり責任のある仕事を積極的にこなしてもらえるようになる また責任のある仕事を沢山こなせるようスタッフを育成しやすくなる 会社の仕事の質が上がる 外部から高く評価される 良い仕事が巡ってくるようになる 良いスタッフが入社しやすくなる
という好循環が生まれます。
というのが前半の内容です。
後半は経営者向けの内容で、自社の現状を把握し、基本給や手当の決定基準や等級の付け方など実際の運用方法が会社の規模に合わせて決めれるようにわかりやすく書かれていました。
まとめ
わかりやすい賃金制度の採用は会社成長のための好循環を生み出すという事が理解できました。
自分の勤めている会社の給与制度はかなり社長が独断で決めている部分がある感じで危機感を持ちました。
社長に直に色々提案できる会社なので今後、給与制度について考えていただき好循環を目指せるよう提案してみようかと思いました。
そういう事がやりやすいところはいい会社なのかも知れません。
自分の勤めている会社が好循環で回っているか、また就職先の会社の昇給制度はオープンか、などを見極める基準としても使えるので読んでよかったオススメ本です。