【モジュラーシンセ】Expert Sleepers ES-8 Bitwig Editionを買う前に知っておきたいこと

Expert Sleepers ES-8 Bitwig Edition FL STUDIO

「Expert Sleepers ES-8」で検索してこのページに訪れた人は知っていると思うが、ES-8はMacやWindows、iOSとモジュラーシンセ間でオーディオ信号、CV/GATEやClock信号などをやり取りできるDCカップリング対応のオーディオインターフェースモジュールである。

— 2019.09.19追記 —

今は新しいバージョンのBitwig 8-Trackがダウンロードして使えます。
現在と執筆当時の環境とで違っている箇所がありますが、ご容赦ください。

そういえば後継機種のES-9の発表がありましたね。

HP幅広くなったけどイン・アウト周りがとてもいい感じになって、使い方想像したらテンション上がって最高な気分です!欲しいです!お金ためて買います!

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ということは、Ableton Live、Bitwig、Cubase、Logic、FL StudioなどのDAWでCV/GATE信号のRecordやLFOなどのCV信号を作って再生することができるはず、ということが期待できる。

そんなわけで2ヶ月前にExpert Sleepers ES-8 Bitwig Editionを買った。しかし、これ1台だけだとCV/GATEやClock信号などが入出力できなかった。。

ES-8 Bitwig Edition にはCV/GATE信号を扱えるソフトウェアが付属していないので高価なBitwig Studio 2 を買わずにCV/GATE信号を送受信する方法を探ってみた。

Expert Sleepers ES-8 Bitwig Editionとは?

Bitwig Editionというのはその名のとおりBitwigが付属しているのだが、機能制限版のBitwig 8-Trackというバージョンが使えるだけなのだ。VSTの使用は同時に2個まで!すくねーなあ。

しかも付属のBitwig 8-Trackはバージョンが1.xであった。CV/GATE、Clock信号などの入出力ができるのは2.xからである。これはメーカーに確認済だ。

今後のBitwig 8-Trackのアップデートにより対応予定との情報がありますが、現在のところアップデートの具体的な日程についてはご案内することができません。

とのこと。Bitwig 2のクロスグレード版を案内してくれたり、対応は丁寧で感じよかった。

しかしBitwig 8-Trackだけ1のままなんだね。開発コストがカットされてるんだろうな。。

— 2019.09.19追記 —
今は新しいバージョンのBitwig 8-Trackがダウンロードして使えます。

CV/GATE信号が入出力できるソフトが必要

モジュラーシンセは持っているが、DAWを持っていない方はExpert Sleepers ES-8 Bitwig Editionだけを買っても単なるオーディオインターフェースになってしまうので注意が必要だ。

メーカーのサイトから「これ一台でできます!」という雰囲気が漂っていますが、たしかに

本機1台で、Bitwig Studio 2の音声入出力とモジュラーシンセのコントロール、更にはモジュラーハードウェアからの信号をBitwig Studio 2に送信してソフトウェアのパラメータのコントロールさえも同時に行うことができます。

と書いてある。Bitwig Studio 2かCV/GATE信号が入出力できるソフトウェアが必要なんだな。ちょっと紛らわしいよな。。

Bitwig 8-Trackは面白いDAWだった

Bitwig 8-Track

残念な気持ちでBitwig 8-Trackを使ってみたが、プラグインシンセのつまみに対して簡単にモジュレーションをかけれて面白いDAWであった。まあ2を買ってもいいなと思えるくらいモジュレーションが簡単で楽しいDAWだと思う。

Expert Sleepers Silent Wayという方法

Bitwig 8-Trackのアップデートは楽しみにしつつ、のんきに待ってはいられないのでCV/GATE信号をES-8経由で送受信できる方法を模索した。

ありがたいことにExpert Sleepers ES-8の日本語マニュアルのページがあった。

有名なコンピューター・ベースのCV生成ソフトウェア(Silent Way, Max/MSP, Reaktor, CV Toolkit, zMors, Audulus等)や、iOSアプリによるオーディオ/CV処理からあなたのモジュラー・システムへ直接互換を行うことができます。

とのことだ。簡単そうなソフトがよかったのでCV ToolkitかSilent Wayの2択になった。Audulusも気になったが、iPadを持ってないので今回は選択肢から外した。

CV Toolkitの方が簡単そうだったがCV/GATE信号の録音がなさそうなのと、スタンドアロンなのでDAWのプラグインとして使えないのでこれも見送ることにした。

Expert Sleepers Silent WayはDCカップリング対応のオーディオインターフェース向けのCV/GATE信号を送受信できるDAW用プラグインセットだ。

DAWのプラグインとして呼び出せて、モジュラーシンセからモジュレーションCVやシーケンサーのCVを録音して、保存・加工・再生ができるのを試してみたかったのでSilent Wayのライセンスを買うことにした。

Silent Wayの真の魅力とは?

これでやっとES-8でPCからモジュラーシンセをコントロールしたり、その逆のシーケンスモジュールからVSTシンセをコントロールしたりできた。

flstudio でSilent Way VSTを呼び出し、モジュラーシンセにLFOのCV信号を送っているところ

Silent WayはVSTなので、Ableton Live やImage-Line FL Studioでも使える。FL Studioで作りためたオートメーション資産も活かすことができそうだ。

モジュラーシンセのCV/GATE信号をRecordできるというところがSilent Wayの最大の魅力だと思う。この「モジュラーシンセのCV/GATE信号をサンプリングできる」という感覚が新鮮でそのワクワク感によって脳がジュワっとなってしまった。

まとめ

Expert Sleepers ES-8 Bitwig Editionだけでモジュラーシンセをコントロールし放題だと思ったら大間違いだった。しかし、Silent Wayと組合せることでCV/GATEのサンプリング、LFOやエンベロープのポン出しができること、モーリロバートソンさんの記事にある「Follower」プラグインでピッチを検出してCV化する機能など、今後はいろいろモジュラー生活が楽しくなりそうだ。ES-8はおれの中で今年買ってよかったモジュール第1位になった。

今回は長くなりそうなので使い方の説明はできなかったが、次回は具体的にMake Noise ReneのシーケンスCVをDAWに送ってCVを録音したり、ReneでDAW側のプラグインシンセを演奏するというのを記事にしてみようと思う。