『ダリオ・アルジェント』
ABC出版
サスペリアで有名なイタリアの映画監督の本
著者はプロのライターではなくダリオ・アルジェントのファンクラブの人のようです。
しかし文章は読みやすいのでなんの問題もない。
発売した時に買ってパラパラと読んだだけで本棚に鎮座し続けていました。
今回あらためて中を見てみたら作者のダリオ・アルジェントへの愛が溢れていることに気づいて売れないなと思いました。
とにかく情報量が多い、よくこれだけ調べたなあと感心します。それに図版もやたらと多くサービス満点。
自分の好きなダリオ・アルジェントの魅力を伝えようとする著者の気持ちが乗っかってる感じがよくわかっていいのです。
この本を買った当時イタリアのホラーやマカロニ(スパゲッティ)ウエスタンをまとめて観ていたのを思い出した。
少し話がそれますが、マカロニウエスタンはレゲエ界に影響を与えまくっているのです。
レゲエの人達は西部劇のヒーローや俳優の名前をそのまんまアーティスト名にしていたり。
リー・スクラッチ・ペリーの曲名にクリントイーストウッドとかジャンゴなどなど他にも西部劇由来のそのまんまタイトルがたくさん。
ハリウッドに比べて低予算で作られた荒削りで男臭いヴァイオレンス満載のマカロニウエスタンがレゲエの人達に刺さりまくったのでしょう。